儲かるコンセプトの作り方
2017/11/23
あなたの始めようとしている事業が儲かるかどうかは、どういったコンセプトをつくるか、にかかっています。
ここでは、儲かるコンセプトの作り方について解説します。
■そもそもコンセプトとは?
ビジネス上では様々な種類のコンセプトがあります。
ビジネスで必要な主なコンセプト
事業コンセプト
ブランドコンセプト
コア・コンセプト
商品コンセプト
ブランドコンセプトおよびコア・コンセプトは、事業の目指すもの、消費者に伝えたい事を簡潔に表したものです。
キャッチコピーなどにも利用されることが多いです。
一方、事業コンセプトは、ブランドコンセプトを達成するために、誰に・何を・どのように売るか、を具体的に決定したものです。
一般的に、事業コンセプトに関しては、キャッチコピーなどに利用されることなく、企業内での周知に留まることが多いようです。
■まずは、事業コンセプトを考えよう
先ほど、様々なコンセプトがあることを述べましたが、まず考えるべきは事業コンセプトです。
なぜなら、事業コンセプトは、誰に・何を・どのように売るか、を決定しますので、経営の指針となるものだからです。
闇雲に利益を追求することなく、経営に明確な指針がもてることで、事業計画も第三者に向けて説明しやすくなります。
「事業計画を第三者に理解してもらう必要はあるの?」
と考える方もいるかもしれませんが、大ありです。
事業計画を第三者に説得力をもってアピールできるということは、すなわち、融資を受けやすくなるということでもあるのです。
これから事業を始めようとしている方で、「コンセプトなんて漠然としたものを考えている暇はない」と思われるかもしれませんが、実は逆で、「コンセプトを考えることで、事業に具体性が増す」のです。
■儲かる事業コンセプトの作り方
では次に、実際の事業コンセプトの作り方を見ていきましょう。
まずは、これは他社には負けない!という自社の強みを見つけましょう。
「他社に負けない強みが無い」
となると問題です。
他社に負けない強みがないのに、消費者はあなたの会社の商品を選ぶでしょうか?
無理やりにでも強みを見つける・作る必要があります。
商品の値段やサービスの質やユニークさなど、考えていけば自社オリジナルの強みを見つけることは可能でしょう。
強みが発見できたら、次に、誰に・何を・どのように売るか、を考えましょう。
- 誰に
客層について考えることは重要です。
「なんとなく、若い子むけの商品にしようかと」
というレベルでは弱いです。
・法人か個人か
・住んでいる地域
・性別
・年齢
・所得はどのくらいか
少なくともこのくらいは具体的に考える必要があります。
- 何を
あなたの提供する商品・サービスについて考えます。
飲食店であれば、
・豊富なメニューを出すのか、こだわりの厳選メニューを出すか
・価格はリーズナブルか、高級路線にするか
などをつめていきます。
- どのように
俗に言う営業戦略を考えていきます。
最初に自社の強みについて考えていただきましたよね。
その強みをどのように伝えるかを考えておきましょう。
上記を考え、まとめたものが事業コンセプトの草案となります。
一度事業コンセプトを作ったあとに、「高級・高品質がウリの商品なのに、低所得者をターゲットとしてる」など矛盾が無いかを一通り確認しておきましょう。
■まとめ
今回は、事業コンセプトの大切さと、おおまかな事業コンセプトの作り方について説明してきました。
儲かるコンセプトを作りたいなら、上記の手順で作ったあとに、事業に必要な資金調達などを行ったあとに、何度か見直しをすることをおススメします。