会話が続かないビジネスパーソン必見!覚悟でコミュ力を上げる方法
2017/07/28
話すのが下手な気がするし、トークの仕方が分からない。
そんな人は、落語の視聴をおすすめします。
落語とは、ご存じのとおり、江戸時代から親しまれている伝統芸能です。
漫画・ドラマなどでも題材として取り扱われており、若者~中高年まで幅広い人気を誇っています。
また、笑い話・人情話などの題材で、初見でも入り込みやすいのが魅力の1つ。
世渡りのスキルが必要な社会人にとって、非常に役立つエピソードがてんこ盛りです。
というわけで、この記事では「落語で話し上手になる」ワケについて、詳しくお伝えしていきます。
■落語で会話が上手くなる2つのポイント
【1】話の構成のコツがわかる
落語は、話の構成の一定の型があります。
いわゆる、枕(導入部)・本題・オチというものです。
「オチ」という言葉は、漫画・小説などでも広く浸透しているため、ご存知の方も多いでしょう。
じつはこの話の構成、ビジネスの場面から、恋人とのデート、友人・知人とのお喋りまで、はば広く役に立ちます。
その理由は、話にまとまりができるから。
多くの人が「話を聞くか・聞かないか」判断する基準はズバリ、スマートさの有無です。
この記事を読んでいる読者の中には、学生時代、校長先生のトークがダルすぎて途中で眠ってしまった人もいると思います。
なぜ校長先生の話を聞くと眠くなってしまうのか。
枕・本題・オチという3段階に分けて、メリハリをつけるよう、意識している人が少ないからです。
この記事を読んでいるトークに自信のない方は、まずは3段階でメリハリをつけるよう心がけてみてください。
きっと昨日よりも、貴方の話を真剣に聞いてくれるはずですよ。
【2】マメ知識・会話のネタが増える
落語ファンのビジネスパーソンには、マメ知識が増えることを楽しみとしている人もいるようです。
その理由は、ズバリ、今と生活形態の異なる江戸時代であること。
そして、教養として身につけたい古き良き文化が、ストーリーの中に点在しています。
これらの知識は、時代小説・ドラマはもちろん、美術展・博覧会の見物にも役立ちます。
相手によっては、会話のレパートリーが増えるきっかけともなるようです。
また、落語は様々な人を主人公にした物語があります。
のんびり屋・あわてん坊、賢い人、酒飲みまで。
その姿は現代人にもバッチリ通じるものばかりです。
彼らの処世術、失敗談。
こういった立ち回りは、今後の人生に大いに役立てることでしょう。
■初心者からも人気!おすすめの演目を2つご紹介
落語と一言でいっても種類が多く、どれを聞こうか迷うこともありますよね。
そんな方に向けて、初心者向けのおすすめのタイトルを2つ紹介します。
【1】皿屋敷
古屋敷の井戸にあらわれ、皿を数える怨霊のお菊さん。
彼女の恐ろしい姿を見に、町人が見物します。
すると、あまりにも美人であったため、面白半分の見物人が増えてしまい…、というストーリーです。
日本人好みのギャグセンスは、多くの人を魅了しているそう。
大物芸人として知られる松本人志さんも、「夢中になった」作品と言われています。
【2】芝浜
仕事を真面目にしない魚屋の男・勝。
彼はある日、浜辺で大金の入った財布を拾います。
嬉しさのあまり、仲間を集めて大酒宴をひらく勝。
しかし翌朝、彼は奥さんから叩き起こされます。
「やたらお酒を飲んだけど、このお金どうするつもり?」と。
「大金入りの財布がある」と言い訳しますが、財布は一向に見つかりません。
肝を冷やした彼は、次の日からお酒代を返すため、真面目に働き始め…。
人気ドラマ『タイガー&ドラゴン』で取り上げられ、現在でも注目度の高いタイトルです。
お酒で失敗する恐怖感については、社会人ならきっとわかるはず。
お酒がさめて、真面目に働き始めた勝の話には、こっちまでシャキッとさせられます。
■まとめ
社会人に役立つ落語の話、いかがでしたか?
落語と言うと、一見ちょっと古くさいイメージがあるかもしれません。
しかし、今と変わらない会話の基礎やテクニック。
そして多くのネタが吸収でき、コミュニケーションに役立つ要素がいっぱい詰まっています。
寄席に行く暇が無くても、CDで楽しむことも可能です。
ぜひ、活用してみてくださいね。