ぜひまた会いたいと思われる1分間の自己紹介テクニッ ク
2017/04/28
自分の事を相手に伝えようと頭の中から利点になる事をたくさん探し出し、1分間という枠を端から埋めていく…
そんなことをしていては大切な時間が無駄になってしまいます。
1分間と聞くとかなり短い時間だと感じるでしょう。
ですが60秒と考えてみましょう。
60秒間もあれば基本的な自己紹介ができます。
■面接編
面接での自己紹介は構成を考えましょう。
まず20秒ごとに分けます。
最初の20秒は主に自分の紹介をします。
名前や学校(元職場)、年齢やその状況に適した自分のデータを伝えます。
次の20秒は主に相手について話します。
例えば就職面接であれば「御社の~」に続く、相手企業の惹かれた部分や貢献したい部分を伝えます。
ここでは自分の気持ちを話し、そう感じた理由として相手のデータを活用するくらいの気持ちで話していくことがポイントです。
その次、最後の20秒では話を大きく広げます。
例えば、最初の20秒で話した自己紹介とその次の20秒で話した会社の惹かれる部分に何らかの接点があると、一気に説得力が増します。
その接点についてこの20秒を使って話を広げていきましょう。
ここで使えるテクニックとして、自己紹介の話し終わりは疑問形に近づけることです。
60秒、つまり1分間の自己紹介はこの時点で終わっていますが、問いかけることで相手側はもっと知りたいという意欲が湧くからです。
面接はいつ、どこで、誰が、何をどうやって話すのかという5W1Hを明確にすることができるので、準備すれば必ず相手に要点は伝えられます。
どれだけテクニックを忍ばせて自然に話すことができるかで、相手のまた会いたいと思わせる比率は高
くなるでしょう。
■対話編
対話でも同じです。
面接ほどかしこまって臨む必要はありません。
面接編の20秒ずつを上手く構成を変えて応用していきましょう。
まず、最初の20秒で自分の自己紹介をします。
先程もお伝えしましたが、ここではデータ的な話で無難に名前、生年月日や趣味などを話しておきましょう。
次の20秒で相手に答えを求めます。
対話ですからこちら側が一方的に話すのもおかしいですし、適度に相手に同意を求めたり、疑問を投げかけることで相手の聞く意欲を刺激します。
相手の反応次第ではこの段階で次の20秒のテーマが決まることもあります。
ここでは可能な限りラフに話しましょう。
こちらがかしこまっていたり緊張していたりすると、相手も仕事での対談のように対応してしまいます。
そして最後の20秒で、共通の話題を掘り下げていきましょう。
例えば自分の話した趣味と相手に話を投げかけたときの趣味が共通していたら、最後の20秒は趣味について話します。
もし1つも共通しているものがなくても大丈夫です。
自分が興味を持ったことを相手に聞いて話してみましょう。
最後の20秒で、相手は「知らないことにも興味をもつ人」という認識をしてくれます。
それも相手にとっては私を知るための材料になっているので自己紹介といえるでしょう。
■まとめ
今回、面接編・対話編とぜひまた会いたいと思われる自己紹介テクニックをご紹介しましたが、1番大切なのは 「伝える」より「聞く」 ということです。
相手に限られた時間で伝え、また会いたいと思わせることはとても難しいことだと感じるかもしれませんが、「伝える」より「聞く」ことができればかなり好印象を持ってもらえます。
伝えるテクニックも大切ですが、「聞く」ことが自己紹介の1番のテクニックではないでしょうか。
そして自分について全てを話してしまうと、相手が自分に特別興味を示さなければそこで終わりです。
次に繋げたい、会ってもらいたいと考えるなら相手にもっと知りたいと思わせることが重要なので
す。