自己投資を惜しむ人、惜しまない人の思考の違いとは?
2017/03/17
年や年度の変わり目には、気持ちも新たに「これまでできなかった○○に挑戦しよう」「目標に向かって毎日△△をやろう」とアクションを起こす人が多くいます。
なかにはキャリアアップのための資格取得や、ビジネスを有利に進めるためのスキルアップをめざした新たな学びなど、自己投資を行う人もいます。
こうした自己投資は、昨今の経済情勢や将来の不安感から増加傾向にあるといわれていますが、そうした自己投資を「惜しい」と考える人、またそうでない人はどんな考えを持っているのでしょうか。
あらためて両者の言い分を確認してみましょう。
■今を楽しみながらでも、将来への投資を
自己投資を惜しむ理由は、個人の状況によって様々ありますが、端的に言えば「将来は多少の不安はあるが、とにかく今を楽しむことを優先したい」という考えが多くを占めると思われます。
自己投資は、お金と労力を費やすものであり、それを避けることはできません。
その分を惜しみ、娯楽や遊興費に回したい気持ちも十分に察することができます。
こうした部分もビジネスパーソンには必要かも知れませんが、少しでも将来のために投資するということも考えておきたいところです。
また、「自己投資をしてみたいが、何をどうしていいかわからない」という人も少なくないでしょう。
こうした方は、ぜひ自分の将来像や目的を見つめ直し、挑戦するべきことを見つけるところからやってみることをお薦めします。
■成長を心から楽しめる自分になる
先ほど「自己投資は、お金と労力を費やすもの」と書きましたが、だからといってそれらがマイナスでも、つらい訳でもありません。
自己投資をした分だけ、成長やスキルアップといったメリットが生じます。
また、周囲から高い評価を受ける、人生の目的に向けて着実に前進するということも、自分にとっては大きな充実感であり、喜びとなっていきます。
それがモチベーションとなって、少しばかり面倒な事、大変な事であってもがんばれるようになるでしょうし、そうして挑戦する自分の姿を楽しむことができるでしょう。
また、現実問題として将来に備えるために自己投資をする必要はあるでしょう。
例えば今後マーケットが縮小することが予測される業界で働くビジネスパーソンならば、より高いスキルを身につけるか、異業種でも力を発揮できる能力を身につけることが将来の安定につながります。
語学やセールススキル、資格などはまさに「学んで損することはない」ものですから、できるうちに挑戦しておくべきでしょう。
■「自己投資しない」過去を惜しまないように
自己投資することを考える人に薦めたいのは、未来年表をつくることです。
まずは10年後のなりたい自分像を書き、それに向かって毎年やること、達成するべき目標を逆算して書いていきます。
これができれば、この一年をどう過ごすかが明確になり、いまやるべき自己投資が何かも見えるようになります。
長い期間にわたって自己投資を続ける人は、やみくもに挑戦するのではなく、人生の目的や生き方をある程度決めて、それに沿って計画立てながら自己投資をしているものなのです。
その準備として、未来年表を書いてみるというのが一つの提案です。
何よりも「10年前にこれを学んでおけば良かった」という後悔を、10年後にしないようにすることが大切です。
自己投資をしない過去を惜しまないためにも、今できることからはじめてみてはいかがでしょうか。
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