起業社長がMBAスキルを学ぶべき2つの理由
2017/01/16
MBAといえば、ビジネスパーソンの誰もが知るステータス。
経営資源である
ヒト・モノ・カネ
に関する要素を体系的に学べるのが魅力であり、起業した社長には学ぶべき内容ばかりです。
一方で、MBAを取得しようとすると国内外の大学院・ビジネススクールに学ぶ必要があり、費やす労力やコストは相当なもの。
これを理由に断念してしまうケースも少なくありません。
そこで今回は、起業社長が学んでおくとメリットが大きい2つのMBAスキルと、実践的な学びを行う方法についてご紹介しましょう。
■事業を展開する上で必要な「経営・マーケティング戦略」
MBAで学んでおくべきスキルは、
「経営」と「マーケティング」の戦略
です。
前者は事業を展開していく中で役立ち、後者は事業拡大に欠かせない顧客の獲得に直結する知識を学ぶことができます。
起業社長は、会社を興すのも、事業を展開していくことも、すべてが未経験という状態で経営を進めます。
当然ながら、かつての経験を語る先代も周囲にはいない状態ですが、「失敗や挫折は勉強」と割り切るにはリスクが大きすぎるといえるでしょう。
しかしMBAを学ぶことで、自分が知らないビジネスモデルを認知し、自分の知識として習得できます。
また、事業の展開次第で考えるべきことを学び、先々の失敗や挫折を回避するようにもできるでしょう。
将来を予見して事業の拡張、または転換や撤退という判断基準も、理論や事例から学び取ることができます。
これが、会社の将来に対する不安を払拭するきっかけにもなっていくことでしょう。
■ファイナンス、人事など間接部門にも精通できる学びが
もう一つ、学んでおくべきMBAスキルとして、ファイナンスや人事といった間接部門とよばれる分野があります。
これらは会社経営にとって不可欠といえますが、どうしても専門性が高い分野であり、起業社長であれば自らが学ぶ機会もそう多くないと思います。
ただ、専門性が高いからといって適切な人材を雇用したとしても、何か判断が求められた時に自分が「わからない」「判断に迷う」ということはNGでしょう。
他に意見を求めるにしても、ある程度は学んでおく必要がある分野といえます。
MBAのファイナンシャル分野では、
広範な会計学のうち、経営に必要なものだけを効率的に学ぶ
ことができます。
あわせて実在する企業の事例なども知ることができ、学ぶにつれて興味が高まる分野ともいえるでしょう。
また、人事やリーダーシップ論についても、漠然とした理論にとどまらず、効果や目的と結びついた展開が為されているのが特長です。
この分野についても、社員を雇用する立場として知っておくべき事柄でしょう。
■MBAの実践的な教材でくり返し学習を
さて、ここまではMBAスキルの重要性について触れましたが、冒頭の通り労力・コストとも余裕がない起業社長が、大学院やビジネススクールへ通うというのは、現実的とはいえません。
まさに寝る間も惜しんで働く方も多いと思います。
そうした中で、利用しやすいのがMBAスキルが学べるDVDや書籍などの教材です。
先に挙げた大学院やビジネススクールでの授業、単発で開催されるセミナー等に参加するよりも効率的で、時間の制約なく自由に学ぶことができます。
さらに、くり返し学習することで理解を深めることができ、一つ一つの事柄をじっくり学ぶことができるメリットも大きいといえるでしょう。
こうした教材の講師は、理論を細かに説明する大学教授や専門家と実例を多用する経営者や実務家に大別できます。
起業社長であれば、より実践的な後者の教材を選ぶことがベターといえるでしょう。
これらを上手に活用し、会社発展のスピードアップにつなげていただければと思います。
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