クリックされるネット広告、5つの秘訣とは?
2017/07/03
同じジャンルの商品でも、クリック数に差が出てしまう。
こんなことが、どうして起こるのでしょうか。
じつは「広告が注目される」のには、理由があるそう。
ずばり、人の心への影響の有無が、このリアクション差の元凶といわれています。
さて、クリックされる広告は、どんなテクニックを使っているのでしょうか。
また、それはどう活用できるのかについて、これから詳しくお伝えします。
■まずは「呼びかける相手」を決めよう
クリックされる広告は、高確率で「呼びかけタイプ」です。
具体的な例として、『ストレス社会で闘うあなた』に向けたチョコレートがあります。
これは2005年に発売されたモノですが、メッセージが効いたのでしょうか。
10年以上世間の菓子棚に置かれ続ける、ロングランの商品となりました。
ちなみに、チョコレートは、流行・好み・季節を理由に消えやすい商品の1つです。
この例から見ても、特定の相手に広告を作ることは、効果が出やすいとわかります。
広告で、「まだ『誰か』に語りかけていない」そこのあなた。まずは1人、メッセージを伝える相手から決めてみましょう。
■クリックされる裏ワザ?!4つの心理的効果をご紹介
ターゲットの次に、覚えて欲しいのが心理的効果です。これらは心の動きを活用しており、上手に使うと注目度がアップする場合もあります。
【1】ツァイガルニク効果
ツァイガルニク効果とは、「やった後悔より、やらない後悔」の心理を利用したものです。
例えば、マメ知識系TV番組で、「続きはCMの後」と言われると、つい最後まで見てしまいますよね。
あれは、見た時より、見ないときの方が後悔すると心が判断した結果であるようです。
ちなみに、ダイエット系広告では、こんな使われ方をします。
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【2】ハロー効果
ハローとは、天使や聖人の頭にある「光輪」のこと。
つまり、世間で好印象を持たれる人が使っていることで、「商品も良いに違いない」と解釈することを指します。
例えば、ジュースの宣伝。「人気モデルの○○さん愛飲!デトックスジュース」というコピーなら、ダイエットに効果的なイメージを持つでしょう。
痩せたいならば、今すぐ買ってしまうかもしれません。こういった心の動きを活用したのが、「ハロー効果」になります。
【3】認知的不協和
認知的不協和とは、「どう見ても噛み合わない状況に、自分を納得させ」ようとする心理のことを指します。
例えば、「今の100倍の年収が欲しいあなた!もう働く必要はありません!」という言葉。真相が、どうしても気になってしまいますよね。
このように、広告に一抹のモヤモヤ感を添えるのも、注目度を上げるポイントの1つ。
解消するため、クリックする。又、メリットを求める場合は、商品を購入するお客さんも現れることでしょう。
【4】スノッブ効果
スノッブ効果とは、「珍しいモノを見ると、思わず手に入れたくなる」心理です。
例えば、関心の薄いグルメに「1日限定30食のランチ!」という言葉が付く。それだけで、とても美味しくて、食べないと損をしてしまう気がしませんか?
このような例からも分かるように、人の目には「限定モノ」は大きな価値があるように映ります。
もし、在庫・生産に限りのある製品を扱うなら。この効果を添えることをおすすめします。
■まとめ
広告に使える心理的裏ワザ、いかがでしたか?ネットに限らず、広告に『注目してもらうのは難しいこと。
どんなに良い商品でも、広告次第で売上に大差が出るケースが多々あります。と言っても、不安になる必要はありません。
商品の持つメリット・強みを理解すること。また、それに応じて心理効果を活用すれば、少し違った結果が見えてくるはずです。
迷った時は、ぜひ上記効果を活用してみてくださいね。