SNSを活用した中小企業の集客術 ~Twitter編~
2017/05/31
前回に引き続き、
SNSを活用した中小企業の集客術
についてご紹介します。
今回はTwitterです!
10年前に産声を上げたこのサービスは日々進化を続け、
国内ユーザーは3.500万人以上だといわれています。
正直、古いツールではありますが、まだまだ活用できます。
中小企業だからこそ、できるTwitter活用方法があります。
これから、その活用方法をお伝えします。
■Twitterで集客ができるの?
「Twitter」の特徴は、無料で手軽に、そして簡単に情報を「つぶやける」事にあります。
特別な初期投資も必要とせず、既存顧客や潜在顧客に自社の情報、商品、イベント日時などを伝える事ができます。
その反面、手軽であるが故に各ユーザーが思い思いの「つぶやき」をし、情報過多に陥り、なかなか売上に繋がるアピールが出来ません…
しかし、そんなTwitterですが、有効な集客手段があります!
ポイントは「興味」と「拡散」です。
■おもしろい≠売上げが伸びる
まず「興味」とは顧客が「知りたい」と思える情報を発信する事です。
そして「拡散」とは顧客が誰かに「伝えたい」と思える情報を発信する事です。
このことは、多くの方が理解し、実践しています。
たとえば、おもしろいつぶやきがメディアを騒がせたり、まとめサイトでも取り上げられたりしていますよね。
メディアに拡散されればヒト目に多く触れる事になり、企業の名前が売れる事につながります。
だからと言って、何でもおもしろい情報を発信すれば良いのか、というとそうでもありません。
どのような内容でもおもしろけれれば、売上に直結するわけではないからです。
つまり、おもしろさだけでは顧客の信頼を得ることができず、売上げも伸びないのです。
■売上げが伸びる情報とは
繰り返しになりますが、笑えるメッセージと商品の購入につながる「意味のあるメッセージ」は異なっています。
(これが、大前提です。)
そして、その背景には顧客の情報収集方法が変わったことがあります。
従来の情報収集方法は、新聞、書籍、テレビでした。
そのため、企業はチラシ、テレビCM、広告などのマスメディアを活用した「売り込み型」のセールスを行っていました。
しかし、現在はインターネットの普及によって従来のプロモーション活動で、大きな効果を得ることが難しくなっています。
現在は、7割の顧客が商品を購入する前にインターネットで情報を調べ、購入を判断するといわれています。
つまり、企業はおもしろさではなく、顧客の意思決定に必要な情報を、たくさん提供する必要があるのです。
では、売上につながるつぶやきとは、どのようなものなのか?
■具体的な発信内容の考え方
売上げにつながるつぶやきとは、顧客が知りえない専門的な知識や、その知識の活用方法です。
「えっ!そんなのないよ」
と思われる方もいますが、安心してください。
あなたが当たり前と思っていることが実は顧客が知らない、と言うことが多々あります。
まずは、発信しましょう。
効果がなければ、変えれば良いだけです。
ただし、1点注意があります。
決して「押し売り」をしてはいけません。
なぜなら、顧客は自ら意思決定することを好むからです。
「押し売り」してしまうと、すぐに買う気を無くしてしまいます。
まとめますと、企業の「買わせたい」という気持ちをアピールするのではなく、消費者の「買いたい」という気持ちを引き出すための「重要な情報」を提供することが「Twitter」を活用した集客の場合、とても重要になります。
■さらに得られる効果
さらに、もう一つのキーワード「拡散」にも役立ちます。
なぜ拡散するのか
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人は本質的に情報を大切にします。
そして、その情報を誰かに伝えたいと常に考える生き物だからです。
(これは、SNSが普及している理由の1つでもあります。)
つまり、情報収集の手段がいくら変わろうと、人の本質は変わらないということです。
そのおかげで、有益な情報はスピーディーに広がります。
利用しない手はありませんね!
ただし、1つだけ変わったことがあります。
それは、情報の質です。
新聞や井戸端会議で情報を得ていた時代は、それほど情報の質は重要でありませんでした。
しかし、ネットによって情報を得ることができるようになった現代、誤った情報の発信はそのまま信用を失うことにつながります…
そのため、集客にSNSを使用する場合は、正しく、有益な情報を発信するように心がけましょう!
■まとめ
「Twitter」は手軽で簡単な情報を発信できるツールです。
そのため、誤った情報も飛びかっています。
そんな中、正しく、有益な情報を発信し続けることで、あなたは「Twitter」集客を成功させることができます。
ただし、安易に間違った情報を配信してしまうことは、避けましょう。
それまでに培った信用を一瞬で、失うことにつながります。
注意点を踏まえたうえで、ぜひ集客に活用してください。