パワポスライドを使って出来る 相手を唸らせる必殺のプレゼンテクニック

パワポスライドを使って出来る 相手を唸らせる必殺のプレゼンテクニック

      2017/05/22

パワーポイントを使ってプレゼンスライドを作る際、ビジュアル的にもきれいに見せたいという気持ちから、デザイン性や見栄えの良さにこだわる人も多いかと思います。

 

プレゼンは自分のアピールの舞台でもあるので、良いプレゼンにしたいという気持ちはもちろん必要です。

 

ただ、それが“逆効果を生む可能性がある”ということだけは知っておいて欲しいのです。

 

なぜかというと、デザイン性に優れていることと伝わることは全く別ものだからです。

 

そもそもプレゼンの目的とは一体何でしょうか?

 

相手にこちらの提案を伝えて「うん」と納得させることですよね。

 

ですので、パワーポイントで見せるスライドに関してもその目的に敵ったものである必要があるということです。

 

受け手が思わず唸ってしまうほど伝わるプレゼンスライドの作り方を今からお伝えしたいと思います。

 

この話を聞くことで、あなたのプレゼンへの常識がガラリと変わるはずですので、ぜひ最後までお読みいただければと思います。

 

 

省く技術を身につける

多くの人が陥りやすいのが、

「なんでもかんでも詰め込みすぎる」というパターンです。

 

あれもこれも全部を伝えきろうと考えていませんか?

 

「これも伝えた方が分かりやすいかな」

「これを言うならあれも言っておかないといけないな」

「だったらこのデータも見せないとかな」

といったように必要かもしれないと、あれもこれも全部を伝えないといけないと思い込んでいませんか?

 

そして、詳しくすべてを伝える切ることが親切だと思い込んでいませんか?

 

実は、情報を詰め込み過ぎるのは逆効果なのです。

 

なぜかというと、聞き手からすれば詳しく全部を聞きたいわけではなくて、その企画や提案がいったい何でどんな結果をもたらすものなのか、そのための証拠は揃っているのかどうか、といったシンプルな部分です。

 

もちろん最低限必要なデータや情報はありますが、事細かい詳細などはあとで構わないわけです。

 

多くの情報を一度に提供されたからといって理解できるとは限りません。

受け側の処理能力にもよりますし、その上疲弊してしまうかもしれません。

 

必要な情報をシンプルに分かりやすく伝えることがプレゼンや企画書、提案書の条件でもあるのです。

 

もちろんグラフなどデータを提示する場合は図が必要ではありますが、

原則としてはシンプルな言葉のみで構成するということです。

 

言葉を伝えることに集約すべきということですね。

 

情報を入れ込んでいくというよりも、いかに情報を省けるかということを意識してみてください。

 

極論を言えば、使うのはわずかな図と単語のみでも構わないということです。

 

 

 

使う単語を強くする

情報を省いていく中で一つ注意する点があって、それは、“使う言葉を強くする”必要があるということです。

 

使用する言葉に一撃で相手の脳内に入り込むくらいの強さを持たせないと相手の耳に残らなくなるからです。

 

では、強い言葉とは?

 

それは、

『トリガー(引き金)単語』です。

 

トリガー単語とは一体何かというと、

相手がその言葉を聞いた瞬間、思わずビクッと反応してしまうような強い言葉のことを言います。

 

たとえば、

「昨日あなたの息子さんを駅前で見ましたよ。」

という言葉を、

「昨日あなたの息子さんを駅前で目撃しましたよ。」

このような言い方をすると、まったく受け取り方が違うと思います。

 

同じ「見る」という行為ですが、「見る」と「目撃する」という別の言葉にするだけで、受け取る側の印象が大きく変わってくるのです。

 

見ただけなら「そうなんだ」くらいに特に何も感じないでしょうが、「目撃した」と言われたら「何か問題でも起こしたんじゃないだろうか」と心配になってしまうと思います。

 

このように単語一つで、相手の感情へ影響を及ぼしたり、逆に何も影響を与えなかったりできるわけです。

 

プレゼンのスライドでも同様で、自分が伝えるべきポイントをズバッと一言で相手に響かせることが重要になります。

 

ただ勘違いしないでいただきたいのが、言葉を強くすることは単に乱暴な言葉を使うとかそういった意味ではないということです。

 

そうではなく、相手の環境や状況の中で不安に思っていること、

フラストレーションを抱えていること、恐怖に感じていること、

また、逆に実現してみたいこと、求めていること等、相手にとって感情が動く引き金となるような言葉を選ぶということです。

 

たとえばですが、プレゼンの相手が決済権を持った執行役員だったとしましょう。

 

そこで考えるべきポイントは、その人(その会社)は一体どのような不安や恐怖、フラストレーションを抱えているのか、また、どんなビジョンを持ち、何を成し遂げたいのか、といったことです。

 

もし、次の企画で成果を出さないと会社の財政に影響が出る可能性があると感じていたとしたら、「減収」「赤字」「経営不振」等、そういった言葉に反応するかもしれません。

 

逆に、次々と新事業を打ち出して会社をどんどん拡大させたい、

もしくは社会貢献企業としてイメージアップを図りたいといったことを考えていたとすれば、「上場」「増益」「社会事業」といった言葉に引き込まれるかもしれません。

 

このように、相手やその業界によって引き金になる単語は変わってきます。

 

リサーチする中で、どういった言葉であれば相手にストレートに響くのかを考えていくことがトリガー単語を選ぶポイントになります。

 

「余白」が伝える力

人間の意識には、

「必要なものしか見えない」

「欲しいものしか見えない」といった特徴があります。

 

それは、その瞬間に自分が必要としているものしか意識に留めておけないということです。

 

視界には入っていたはずなのに見たという記憶がない、といった経験は誰もがあると思います。

 

たとえば、あなたが車に乗っていて、ガソリンが減り給油ランプが点灯したとします。

 

その時あなたは、「ガソリンを入れないといけない」という意識を持ちました。

 

すると、それまで気にも留めていなかったガソリンスタンドが、なぜか急に目につくようになるのです。

 

必要だと感じなかったこと、欲しいと思わなかったものを見ることができないわけですね。

 

これは心理学でいう「カラーバス効果」といわれるもので、自分にとって関係のある、必要だと認識した瞬間にその情報を意識的に取り込むようになっていく意識の機能と言えます。

 

私たちは、情報が視界に目に入ってきても、耳に入ってきたとしても意識に上らない限りは見えても聞いてもいないのと同じになってしまうということです。

 

いくら熱心にプレゼンしたとしても相手に伝わらない場合は、そもそも相手にとっては見えてもいない可能性があるということです。

 

では、どうすれば相手に一撃で伝わり、思わず唸るように納得させるプレゼンができるのか。

 

それは、「余白」を使うことです。

 

どういうことかというと、これは先ほどの“省く”ことと“強い単語を使う”ことにも関係していることですが、相手にとって必要で求めている情報のみを強く印象つけるために余分な情報をすべてカットして強調していくようにします。

 

つまり、可能な限りシンプルにして余白を強調のためのコントラストに使うということです。

 

トリガー単語を一つ置いて、あとは全部余白という形でもいいわけです。

 

その方が相手にとっては印象に残るからですね。

 

分かりやすい例では、人気マンガのコマなどは上手く使われています。

 

印象付けたいシーンでは、背景は真っ白でキャラクターの表情だけを見せたり、セリフのみを出したりと余白を使って強調させています。

 

マンガのコマの使い方は、プレゼンのパワーポイントに生かせる要素も多いので、参考にしてみるのもいいかもしれません。

 

情報が多ければ多いほど相手の意識を混乱させてしまう可能性があるので、「余白を使って伝える」ということを意識していただければと思います。

 

 

まとめ

人は、

「見たいものしか見ない」

「聞きたいものしか聞かない」

「必要なものしか意識に上らない」

ということを前提にパワポのスライドを作成すると、結果は大きく変わってくると思います。

 

相手がどのようなことを求めているのか

何を伝えると「はっ!」と意識してくれるのか

どんな言葉で「ビクッ」と感情が動くのか

リサーチの要素にそういったことも取り入れていくと、自分オリジナルの響くプレゼンスライドが作れるでしょう。

 

情報を省き、強い単語を使い、余白を利用して伝える。

 

これらを上手く使いこなせるようになれば、相手を唸らせるプレゼンのスライドも容易に作り上げることができるはずです。

 

ぜひ今後のプレゼンに生かしていただければと思います。

 

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