なぜ経営理念は社員たちに浸透しないのか?その原因と対策

なぜ経営理念は社員たちに浸透しないのか?その原因と対策

      2017/05/01

事業の本質や本筋を深く心に留めるための経営理念。

社員のモチベーションを上げいきいきと業務を行うために作成したにも関わらず、なぜか社員には浸透しない。

そのようなことでお悩みのあなたはこの記事を読んでください。

 

どのようにすると経営理念が浸透するのか丁寧に解説しています。

 

 

■経営者と社員の「経営理念」

まず経営理念の定義を知りましょう。

経営とはその事業を成功させるために継続的に取り組み事業を遂行させること、理とは本質や本筋のこと、念とは深く思うことです。

 

つまり「経営理念」とは事業を遂行するにあたりその事業の本質や本筋を深く心に留めるものです。

 

経営者視点では、その会社の存在意義や目指すものであり、社員視点では働く方向性の決定打となるものという風に若干の違いはありますが、その会社に携わる者には経営者であっても社員であっても1つの道しるべとして共感できるものでなくてはなりません。

 

ではなぜ、経営理念は社員たちに浸透しないのでしょうか?

 

 

 

■浸透しない原因について

浸透しない原因として大きく、項目が多く、

  1. 言葉が抽象的過ぎる
  2. その経営理念に決定した背景が分からない
  3. その経営理念に則って事業遂行した先が見えない

という3つの理由が挙げられます。

 

経営理念が何十個も存在し、そのひとつひとつが抽象的であれば読むことすら躊躇いますよね。

意味を理解しようにも、非日常的で抽象的な言葉が長く続くものであれば本質に辿り着ける保証はありません。

そして、なぜその経営理念に決定したのか、そこに経営者のどんな思いがあるのかを知らなければ、経営理念を理解することができても社員たちの共感を得ることは難しいでしょう。

 

また、経営理念に則り事業を遂行した先に成功が見えるのか見えないのかで、社員たちのモチベーションも変わってきます。

本来、経営を成功させるという意味のほかに社員たちのモチベーションを上げる意味ももつ経営理念ですが、確実に成功できるといった確信がなければ、ゴールまで走りぬけようという高いモチベーショ
ンは続きませんよね。

 

大きく社内に掲げた「経営理念」が一人歩きしてしまっている状態では、社員に経営者の思いが浸透している状態とは言えませんよね。

 

 

 

■社員に浸透させるには?その対策

3つの原因についての対策法を考えていきましょう。

 

1つ目に挙げた、項目が多く言葉が抽象的過ぎる原因についてです。

まず経営者は、どんな立場の人にもなるべく誤解のないように経営理念を伝えようとします。

そのため、一般的な正しい表現の言葉で核心を持たないような抽象的な表現を使います。

そして言葉が抽象的であるために伝わりにくく、詳細箇所を項目を増やして伝えようとするので多くの項目ができてしまいます。

後から減らそうとしても全て大切なことなので、項目の削りようがないのです。

 

対策としては「本質をつく、なるべく短い文章でまとめること」が重要です。

項目も先に5つまで、と具体的な数字で提示し考えるとうまくまとめることができます。

長い文章は誤解どころか読む意欲を奪ってしまうので、1~2行でまとめるようにしましょう。
次に2つ目の、その経営理念に決定した背景が分からないについてです。

対策としては、きちんと「その経営理念に決定した背景、経営者の思いを伝えること」が重要です。

毎朝、朝礼で経営理念を復唱する会社も多いと思いますが、復唱したり暗記をしても必ずしもそれが
「理解、共感」には結びつくものではありません。

その朝礼の時間を気持ちを伝える時間に変えることで、共感を得て自分たちも経営者と共に会社を大きくしていこう、と考えてくれます。

その時に一言一句間違わずに経営理念を暗記している必要はありません。

共感を得る、ということ自体が「経営理念が社員に浸透している」という状態なのです。
3つ目のその経営理念に則って事業遂行した先が見えないについての対策としては、「その
目標がどこに向かっているのかを伝えること」が重要です。

 

 

 

■まとめ

経営理念はどんな会社であるべきかの目標はしっかり書かれていますが、それに則り事業を遂行した先に何があるのかは意外と不透明です。

 

成功例を伝えることで経営理念が身近なものだと認識し浸透しやすくなります。

 

また、社員に体験できる時間を作るなどの工夫をすることが大事なのかもしれません。

 

 

 - コミュニケーション