斬新な企画アイデアをドンドン湧き出す方法
2017/04/19
「アイデアがまったく出てこない…」
あなたもこのような悩みを抱えていませんか?
「あっと言わせるような斬新な企画を打ち出したい」
「でも、斬新どころかアイデアすら浮かばない」
「どうすれば新しいアイデアが思いつくのだろうか」
そう感じている人も多いのではないでしょうか?
特に緊張感を伴うような大きなプレゼンや、新しい事業展開のような売り上げに大きく影響するものの場合はさらに大きなプレッシャーもかかり、なおさらアイデアが出にくくなるかもしれません。
いろいろ出さなきゃいけないのに頭を捻っても全然アイデアが出てこない。
ビジネスの現場では、そういったジレンマを抱えている人は非常に多いと思います。
ですが、安心してください。
今からお伝えすることをきちんと実践していただければ、
“誰もがあっと驚くような斬新なアイデア”を次から次へと生み出せるようになります。
そう、斬新な企画アイデアは誰にでも生み出すことができるものなのです。
■私たちにはゼロイチを生み出す能力はない
そもそも私たちの脳にはゼロから何かを作り出す能力は備わっていないと言われています。
かの有名な物理学者アインシュタイン博士もそう言っています。
ということは、もし仮にいたとしても、それはごく一握りの天才と呼ばれる人たちなのでしょう。
残念ながら私たち一般の人間には、まったくゼロからの新しい発想は生み出すことはできないと認識しておいた方が良いということです。
しかし、
だからといって、新しいアイデアを生み出せないのかというと、決してそんなことはありません。
むしろ、いくらでも生み出すことはできるのです。
ゼロから新しいものを生み出す能力と斬新なアイデアを生み出す方法はまったくの別ものだからです。
むしろゼロイチで生み出す必要がないということは、その方法さえ分かれば誰にでもできるということですので、決してマイナスな要素ではありません。
ただその方法を知っているか知らないかという差しかないわけで、つまり、
やり方さえ分かれば次々と斬新なアイデアを生み出せる
ということです。
■アイデアのネタは無限に存在している
アイデアのネタというものは身近なところにたくさん転がっています。
それらをネタだと認識できているかできていないかだけで、実は生活しているだけでアイデアの宝庫が常に周りに存在しているのです。
では、私たちはどのようにして気づき、新しいアイデアを生み出していけばいいのでしょうか?
それは、「すでにあるもの同士を掛け合わせる」ことです。
すでにあるものを別の何かと掛け合わせて、それを新しいコンセプトに変えて提供するということです。
たとえば、
身近なものだとコンビニやスーパーで使われているPOSレジなどはそうですね。
バーコードをかざすだけで商品の価格を読み取れる。
今ではPOSが当たりのように使われていますが、当初は画期的なシステムだったわけです。
しかし、分解してみればその機能は別に真新しいものではありません。
赤外線などでバーコードを読み取る機械は以前から別の業界では当たり前に使われていましたし、レジスターとしての計算機は古くから利用されています。
そのレジという機械と読み取り能力のある機能を組み合わせたことで、POSという新しいシステムが生まれたのです。
その結果、市場に広く普及して、圧倒的な時間の短縮と作業の効率化やミスの減少など非常に大きな効果を生み出したわけです。
他にも、
以前、ドミノピザというピザチェーンが注文から30分以内に配達できなければ商品代金を無料にするというサービスを行っていましたね。
焼きたての美味しいピザをお届けするため。
そういった目的だったと思いますが、これも掛け合わせの一種ですよね。
ピザの配達という既存のサービスに30分以内という時間制限を設けたわけです。
実際には様々な問題が起きたため現在は行われてはいませんが、このサービスのおかげでドミノピザは業界内で圧倒的なシェアを獲得しました。
料理の配達はそれ以前からある当たり前に行われているサービスですし、時間制限という概念も昔からあるもので特に真新しいものではありません。
このようにすでにあるものを別の何かと掛け合わせただけでも、まったく新しいものとして生まれ変わるということです。
それだけで周囲からは“斬新なもの”として映るわけですね。
この思考をもとに考えていれば、斬新なアイデアは無限に湧いてくるとご理解いただけると思います。
もし、あなたの業界の中でそういったものが見つからない場合は、他の業界に目を向けてみてください。
他の業界では当たり前と思われていることが、実は自分の業界ではまだまだ新鮮で目を向けられていない可能性もたくさんあるということです。
■掛け合わせの鉄則
アイデアを生み出すネタは身近にたくさんあり、そこから斬新なアイデアはいくらでも生み出せるということはご理解いただけたと思います。
ただ、ここで一つだけ注意点があります。
この部分を外してしまったら斬新どころかまったく響かないアイデアになってしまうので、必ず知っておいてください。
それは何かというと、
「アイデアとなるものが市場に求められている」
ことです。
たとえば、
もしあなたの会社の顧客や見込み客が求めていないものを提供したとしたら、きっと何も価値を感じてはもらえないでしょう。
必要がないからです。
先ほど例で挙げたPOSレジやドミノピザに関しては、多くの顧客が抱えていた欲求を的確に満たすサービスだったので一気に市場へ浸透していきました。
求められるアイデアというのは、そこから生まれる商品やサービスによって
- どんな悩みが解決されて
- どんな結果を得られて
- どんなメリットを感じられるのか
が顧客の願望とマッチしていることが何よりも重要になるということなのです。
もちろんその部分に関しては、きっと多くの人が認識できている部分だとは思いますが、今一度、再認識していただけたらと思います。
リサーチは念入りに行う必要があるということです。
- お客さんとなる相手が一番求めているもの。
- 今すぐに自分の問題を解決してくれるような方法。
- 喉から手が出るほど望んでいること。
それを踏まえた上で掛け合わせの方法を使っていけば、一気に大ブレイクするような斬新なアイデアを次々と生み出せるようになれるでしょう。
斬新なアイデア、それは「顧客のニーズに合わせて既存のものを掛け合わせながら生み出すもの」ということです。
■まとめ
「斬新なアイデアが次から次へと湧き出る方法」いかがでしたでしょうか?
ゼロからアイデアを生み出す必要はなく、すでにあるものをニーズに合わせて掛け合わせるだけ。
「アイデアがなかなか出てこない…」
といった悩みはこれで解消できると思います。
この方法は企画だけに限らず、プレゼンや提案書、新商品やサービス、新しい事業案とどのようなものにでも応用できます。
むしろ、新規で何かを始める際には欠かせないものと言えるかもしれません。
この機会にぜひ取り入れていただき、今後のビジネスにお役立てください。
きっと大きなチャンスと可能性を手に入れることができるはずです。