「悪口」を言う人の心理と、悪口の問題解消法

「悪口」を言う人の心理と、悪口の問題解消法

      2017/04/12

職場・学校など日常生活の中で、悪口に遭遇する機会はたくさんあります。

最近は、ネットにおける悪口(辛辣な言葉・誹謗中傷)も大きな社会問題化していると言えます。

 

それではなぜ「悪口が横行する」のでしょうか…?

まず「悪口」とは、相手の悪いところを見て、それを周りに話すことを言います。

また、悪口を言うためには「悪口の種」をつくるため、自然と相手のあら探し(欠点凝視)をすることになります。

 

 

蹴落とすことは、最高!

社会においては、人と人との関係の中で、思い通りにいかないことがたくさんありますが、その憂さ晴らしの一つとして「あら探しや悪口」があります。

 

また悪口の手段として、サイトへの無記名の書き込みがあります。

 

ここでは、自分の正体を明かさず、現実で我慢していることを、悪口によって思いっきりぶちまけることで、無責任に他人を蹴落とし、憂さを晴らし、最高の気分を味わっているのでしょう。

 

悪口をよく言う人たちは(悪口の対象者とは別に)悪口を聞いてくれる人たちに、同調を求める傾向が強いです。

 

これは、同調してくれる人が居ることで、自分の孤独感から逃避でき、仲間としての存在を確認することにより、安心感が得られるからです。

 

人は、マズローの欲求5段階説※にもあるように「仲間でいたい」という”社会的欲求”を持っています。

画像:Washignton Times- Abraham Maslow's hierarchy of human needs

 

こうした欲求は、誰もが持っているものであり、仲間外れになりたくないと考えるのは当たり前のことです。

 

このため、手段を選ばずに「繋がりが欲しい」という欲求を満たし、自分を守ろうとするのです。

 

※ アブラハム・マズロー(1908年~1970年 A.H.Maslow アメリカの心理学者)

 

 

 

自己防衛が自滅へ

自分に同調してくれる味方を沢山つくろうとして、それが裏目に出る不幸が存在します。

 

「ここだけの話だけど・・」と言って、相手に特別感を持たせることで、二人の間の信頼を勝ち得ようとすることは、良くあることです。

 

こうした行動の背景には「自分にはなんでも本音で話してくれる良い人と思われたい」といった欲が絡んでいるのでしょう。

 

しかし、多くの味方が欲しいあまり「ここだけの話」をちらつかせることは、単なる「お喋りで軽々しい」印象を持たせることになります。

 

また、自分を守るため悪口を繰り返していると「あの人は、他人のことを噂して、噂される人のことを傷つけている人」といった烙印を押されてしまいます。

 

さらに「自分も何を言われているかわからない」と周りの人たちに誤解を与え、いつの間にか(自らの周りに)人がいなくなってしまうのです。

 

認められたい欲求を満たしたいのは分かりますが、悪口による「自己防衛」は、破滅への道をつくる原因となります。

 

 

 

悪口対処法

悪口を言ったり、破滅の道を歩まずに済む方法があります。

 

まず、悪口を言わないためには、そのような場を作らなければ良いのです。

 

悪口が、誰かから始まった時には、その話題を避けることが必要です。

 

もし、悪口を聞きながら相槌を打てば、それだけで悪口に同調したことになり、悪口を言っていることになります。

 

① 悪口を言う人の感情に乗らずに、悪口を言われている人のことをかばう

 

② 苛立ちに同調せず、冷静に受け止めて「大したことじゃないよ」と、やんわりと悪口を言っている本人に反省を促す

 

悪口を言っている人に「良識を取り戻す」ようにしてあげることは、その人が、周りの人たちからの信頼を取り戻すことへと繋がります。

 

また、悪口を無くすことで、本当の意味での「仲間」が出来、社会的欲求が満たせるなど、その人のためになることへと繋がります。

 

悪口の現場に出くわした時には、一瞬「冷たい人」と思われても構いません。毅然とした態度で、悪口を無視するようにしましょう。

 

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■まとめ

人は、皆「悪口は良くない」と言った良識はあるものです。

 

しかし、その良識を横に置き、悪口を言ってしまうのも、同じ「人」なのです。

 

悪口を言うことで、一時的に、憂さ晴らしや自分の欲求(仲間でいたい・認められたい)を満たすことができるでしょう。

 

しかし悪口は、対象となった人を傷つけるだけでなく、自分自身をも「他人を蹴落とそうとする自分本位な人」と烙印を押されることとなり、結果、人としての格を下げることへと繋がります。

 

悪口は、誰にとってもメリットがありません。

 

悪口を意識して慎むと同時に、相手の良いところを見て、ほめることを心がけましょう。

 

 

 - コミュニケーション, 思考