プロジェクトマネジメントとは
2017/01/18
■プロジェクトを実行すること
現代ビジネスではひとつのプロジェクトを長期的な視野に基づいて行っていく必要がある上、多くの人材、場合によっては他の企業と連携したうえで進めていく必要があります。
そのため当初の計画通りにプロジェクトを進めていくことができるか、進捗状況を管理できる環境づくりが求められます。
このプロジェクトの管理・コントロールのことをプロジェクトマネジメントと言います。
ビジネスは何よりも結果が求められます。
どれだけ素晴らしく、斬新なアイデアが盛り込まれたプロジェクトでも、そこに時代のニーズに応えるビジネスチャンスが潜んでいても、形にできなければ意味がありません。
またビジネスは時間・コストとの戦いでもあります。
当初予定した期間内に達成できなければ人件費をはじめとしたコストがどんどん増大していきますし、コストがかかれば最終的に収支がマイナスになってしまう恐れも出てきます。
プロジェクトの達成が遅れることでビジネスチャンスを逃してしまうリスクももちろんです。
こうした点からもプロジェクトマネジメントの
環境づくりが大事
なのです。
■コントロールするには
冒頭でも触れたように現代ビジネスではひとつのプロジェクトが大規模・長期化することが多く、
またコスト削減の一環としてアウトソーシングを導入する機会が増えていることから他の企業との連携する機会が増えています。
その分計画に遅れや支障が生じるリスクが高まるとともに支障が生じた際のリスクも増大する傾向が見られます。
ではコントロールするためにはどうすればよいか、事前に綿密な計画を立てておくことはもちろんですが、
プロジェクトを進めていく過程で問題が生じないかどうか監視すること、そして万一トラブルが生じた際に適切・迅速に対応できることも必要です。
そのためには管理能力はもちろん、
情報収集力
も問われます。
作業の効率・パフォーマンスにおける情報収集を継続して行い、必要ならば人材の増員を行い、あるいは配置換えなどのテコ入れを効果的に行うことが欠かせません。
さらにプロジェクトマネジメントを担うスタッフと現場との間で緊密な連絡が取れる状況を維持することも重要です。
現場で抱えている問題が正確に入ってくるかどうか、そのフィードバックを元に適切な対応策を考えることができるか。
この点で躓いてしまう企業も少なくないのです。
■プロジェクト達成後も
そしてプロジェクトが無事達成できた場合には
振り返って反省点や新たに得た知識やノウハウを確認する
ことも大事です。
それを次回のプロジェクトに活かすことによって業績アップ、さらに人材育成にも役立てることができます。