マネジメントの価値
2017/01/11
■どのような意味があるのか
現代の会社組織ではマネジメントが重要視されています。
ひと昔前のようにトップダウンの環境下で従業員全員が目的に向かってまい進する…
という状況では限界が出てくるだけでなく、さまざまなトラブルの原因を作ってしまうケースが増えています。
現場の合理化・効率化を推し進めつついかに業績を伸ばしていくことができるか、そして従業員全員が働きやすい環境を作り上げていくことができるか。
マネジメントの手法が問われる時代となっているのです。
■マネージャーの役割
そんなマネジメントを担うのはマネージャーです。
多くの企業では専門のマネージャーがつくのではなく管理職がマネージャーを兼ねる形となりますが、いずれにしろ求められる役割は同じです。
そんなマネージャーの役割にはいくつかの種類があります。
まず目標の設定。
現場、あるいはチームが最終的に達成するべき目標を具体的に設定します。
その目標はあくまで現実的なものであって、あまり高すぎるとモチベーションが低下しますし、低すぎると現場に緩みが生じるといった問題が出てくるためスタッフの能力や期間、予算などを踏まえたうえで綿密に検討していくことが求められます。
それから業務の進行状況の確認。
いわば調整役です。
目標に合わせて作業を行っていく中では必ず予定よりも進捗が遅れたり、困難が生じたりといった問題が出てくるものです。
そうしたトラブルの改善を目指すとともにつねに進捗状況を確認し、最終的な目標の達成に支障が生じないよう、その都度調節していく役割が求められます。
さらに現代ビジネスで重要度が高まっているのが
スタッフに対するマネジメント
です。
ひとりひとりの提案力や企画力、実行力が求められている現代社会では、トップダウンで言うとおりに動いてくれる人材ではなく、自分で考えて行動できる人材が求められます。
そのためにも現場における人材育成が重要になっており、現場の責任者としてマネージャーが取り組むことになります。
これは単に大事な仕事を任せるだけでなく、悩みを聞いたり、チーム内の人間関係を円滑化するためにいろいろと配慮するといった役割も含まれます。
■現場の効率化が業績を伸ばす
とくに近年では従業員の心の病が問題となっており、いかに心身ともに健康的な環境でモチベーションを維持しながら働くことができるかが求められています。
また上層部からの過度な要求が現場のスタッフの負担にならないよう、うまく調整する能力が中間管理職に求められている部分もあります。
こうした部分も含め、マネジメントによる現場の効率化が会社の業績に非常に深く関わるようになっているのです。