経営戦略で業績を伸ばす
2016/12/23
■競争に勝ち抜くために
景気の低迷が長く続いている現代のビジネスシーン。
アベノミクスの成果によって状況の好転も指摘されていますが、少なくとも「モノを作れば売れる」時代ではなくなっているのは間違いありません。
業績をアップさせるためには、また熾烈な競争を勝ち抜くためには魅力的な製品・サービスを提供するのはもちろん、綿密な経営戦略のもとでの事業展開・マーケティングが求められます。
経営戦略とは簡単に言えば
「どのようなビジネスを行っていくか」
方向性を決めることです。
ひとつの製品・サービスを世に送り出すまでは無数といってもよい選択肢が存在し、そのひとつひとつをクリアしていくことで最終的に事業が行われていくことになります。
その選択肢がひとつ間違っただけでも企業の方向性が大きく変化し、業績に大きな影響を及ぼすことにもなりかねません。
せっかくいい製品を作っているのになかなか売れない、あるいは一部の間からは評価が高いのに社会的な知名度・ブランドイメージが低いといった問題を抱えている企業は経営戦略のどこかに問題を抱えている可能性があります。
■戦略とはどのようなものか
この経営における戦略とは業績を上げるためには何をすればよいのかを具体的に決める道筋といってもよいでしょう。
よい製品を作ることができる、よいサービスを提供できる環境が用意されている。
ではそれを広くアピールし、売り上げの結びつけるためにはどうすればいいのか、その手法を決定付ける作業が戦略なのです。
もともと日本企業はこの戦略面があまり上手ではないといわれており、せっかく素晴らしい製品を作る技術力があるにも関わらず戦略が上手くないためにアジアの新興市場をはじめとした海外に割って入ることができずにいるケースが多く見られます。
こうした戦略は「どうすれば儲かるのか」というイメージやモデルと言い換えてもよいでしょう。
優れた経営者はこうしたビジネスモデルを持っており、それに合わせて徹底的な合理化・効率化した形で事業展開を行っています。
それによって売り上げを伸ばすだけでなく、現場の労働環境やモチベーションも向上するといった好循環を生み出しているのです。
このモデルを持っていない経営者だと具体的な戦略に欠けるまま長時間の残業や過度なノルマといった現場に負担をかけるような環境を強いることになります。
つまり経営戦力の有無は現場の環境にも大きな影響を及ぼすわけです。
強みを活かして最大限にアピールする
戦略ではいかに自分たちの強みを活かせるかどうかが大事です。
客観的な視点で強みを分析し、どうアピールすればよいのか、綿密な計画と企画力が問われる部分でもあります。