売上げアップに効果的なアプローチをした成功事例
2016/11/01
■成功するために行うべきこと
中小企業や個人経営の売上げアップ術をチェックしてみますと、実際に幾通りも成功事例を見出す事が可能です。
もちろんその何十倍もの失敗例がある事は言わずもがなでしょう。
ここで言える事は、これはと思うプランが見つかったら、まずは試験的に取り組んで見る事です。
ただし当てずっぽうの思い付きでは意味がありません。
丁寧なマーケティングと自社の強みをアピールできる手法をもって臨んでください。
■成功事例1(和牛の大規模育成)
ここに良い成功事例があります。
北海道は帯広の周辺地域で、ある個人経営の牧場が、これまでにないビジネスモデルで和牛の大規模育成に成功しています。
もともとはF1と呼ばれる雑種牛の肉牛飼育をメインに行っていましたが、血統の良い和牛の雄と数十頭のメス和牛を飼い、人工授精をもって一度に10から20個の受精卵を回収する技術を確立しました。
それを発情期を迎えたF1のメス牛にET移植をするのです。
つまり代理出産です。
こうする事で、妊娠した牛の9か月分の飼育費用がカットされます。
F1の妊娠牛は腹の中に和牛の子をはらませたままで、肉牛としても成長する訳ですから、その期間に関しては約半分の飼育コストが削減される訳です。
この様に、商品価値の高い対象を抵コストで大量に生産するアイデアは見事という他がありません。
もちろんテクニカルな面や実働のシステム造りにはかなりの苦労や失敗が伴いますが、仕組み作りとしては正しい成功事例という事になります。
■成功事例2(ソーシャルゲームアプリ会社)
他にも興味深い成功事例があります。
それは休眠ゲームユーザーの興味を惹きつけたメール施策があります。
これはソーシャルゲームアプリ会社の成功事例です。
バンク・オブ・イノベーションでは、休眠顧客に向けてメールによるセールスを行ったところ、メール配信システム利用料が100倍になったと言います。
方法は各顧客に対し最適なメールコンテンツを、最適なタイミングで配信したものです。
つまり各ユーザーに合わせた個別メールコンテンツを配信する事で、無駄なく的確なターゲットへのアピールが出来ています。
これはDMなどの『数撃てば当たる』式とは違い、むしろ手書きのご招待状といった色彩になります。
一見すると面倒臭くて無意味なアプローチに見えるかもしれませんが、これも見込み客を意識した取り組みになります。
■まとめ
この様に、成功へのヒントは意外と近いところに存在している事が多くあります。
一般的にはアプローチが派手で目新しい手法を好む傾向にありますが、むしろ既にあるノウハウをちょっと角度を違えて俯かんしてみるならば、効果的なアイデアが見つかるかもしれないのです。