売上げアップの仕組み作りにおけるポイントとは?
2016/10/20
■なぜ仕組みが必要なのか
多くの会社・店舗が抱えている悩みは、売上げの状態です。
今現在はそこそこに利益が出ていても、この先に経営悪化をしないとも限りません。
ここがサラリーマンなどの様な給料取りとは違う点です。
場合によっては、突然来月から収入が途絶えてしまう可能性だってあるのです。
日本では高度成長期からバブル景気を経て、すでに20年以上の景気低迷が続きました。
近年やっとアベノミクスなどの影響で回復基調にあるとはいえ、手放しで売上げアップの希望を持てないのが現状でしょう。
そこで安定した売上げを確保する仕組みが必要になってきます。
■不安の原因は何か
そもそも不安の原因は、意図的な売上げアップの対策が分からないとか、売れない月との落差の原因が見えていない事から来ます。
つまり、自社努力による売上げアップ術を持っていない事がその理由なのです。
そこでもし自力で売上げを良くするノウハウがあれば、もしかしたら毎月の収支をある程度コントロールする事もできるかもしれません。
■始めに造るべき仕組みとは
売上をアップする仕組み作りは、客数・リピート数を増やすセオリーを工夫する事です。
まず見込み客の確保から始まります。
自社の売り上げに関して、実際の窓口となっている部分を検索しましょう。
要するに自社商品の魅力がどこにあるのか、実際の売上げの流れから把握するのです。
そして、その部分を強化する工夫をします。
同時にリピート率の確保も行いましょう。
最終的に見込み客から常連さんになるルート造りが第一の仕組みになります。
この部分のシステム化が成功するだけで、売上げがかなり伸びてくるはずです。
■将来性のある会社と将来性のない会社の違いとは
それから、新規開拓のための宣伝プランや提供商品の強化に移行していきます。
ポイントは小予算で試すことです。
そして効果を実数で確認しながら、効果があれば投資額を増やす慎重さも大事でしょう。
そうやって顧客満足度を徐々に上げつつ、最終的には商品単価のアップまでこぎつける事がセオリーです。
この単価アップは両刃の剣で、消費者のコンセンサスが得られなければそっぽを向かれてしまうでしょう。
相場の読み・丁寧なマーケティングリサーチをもって望むべく部分です。
こういった売上げアップの流れをシステム化する事ができる会社は、基本的に将来性があると言えます。
反対に無計画で行き当たりばったりの営業をしている会社は、絶えず将来の不安を抱えながら営業しなければならないでしょう。
また仕組み作りは希望的観測を排除して、実数をもって行う事もポイントです。
できれば資金繰り表などを利用して、計画的な運営を心がけてみて下さい。