マーケティング戦略は売上アップの5つの要素から検討
2016/09/29
■売上げをアップさせる5つの要素とは
大企業でも中小や個人経営の会社でも、売上げをアップさせる要素はたったの5つしかありません。
それは売上を構成する要素が5つに分類されるからです。
基本的に売上とは集客数に購入金額を掛けたものを指します。
そして集客数は既存の顧客と新規顧客からリピートを止めた失客数を差し引いた合計で、購入金額は単価に販売数をかける事で算出されます。
つまり5つの要素とは新規客・流失客・単価・商品数・購入回数の数値によります。
そして売り上げアップは、この5つの要素を踏まえた綿密なマーケティング戦略が必要です。
■計画的なマーケティング戦略方法
ただし、この5つの要素を同時に対象にしてマーケティンング戦略を行うのはナンセンスでしょう。
まずは優先順位を考えて、1つか2つをテーマにしたプランを練る事がポイントになります。
例えば、新規顧客のアップと流失客の減少を同時に行うのは至難の業です。
そこで効果的なやり方として、先に流失客の減少に取り組む事が良いでしょう。
一般的に新規顧客のアップのための価格費用は、流失客の減少を講じるよりも5~10倍のコストが掛かるとのデータがあります。
つまり固定客の確保を講じる事で提供する商品・サービスの質の向上が伴ってくるので、結果として新規顧客の増加にもつながる筈です。
また商品単価を上げる事も利益に直結しますが、これもそう簡単な事ではありません。
価格に見合ったプレミアム性を持たせなければ顧客自体が離れて行ってしまいます。
また提供する商品点数を増加させる事も同様で、提供する商品の内容や品質の問題があり、そう簡単に実現しない事は明白です。
■顧客のリピート率を上げるために身に付けておくべき視点
ここまで4つの要素に優劣を付けました。
つまり、結論を言えば顧客のリピート率を上げる事が利益アップに有効だという事です。
そして確保したリピーターの増加が購入回数をも増加させる要因となるのです。
そして、この購入回数のアップこそがマーケティング戦略の根幹をなすと言っても過言ではありません。
国産の商品レベルやサービスレベルは世界でもトップの評価を受けています。
すると中小企業や個人経営の様に、近隣の限られた市場で競争をする時に差別化をする事が難しくなります。
当たり前に真面目な商売をしても贔屓にされないのです。
そこで顧客満足度の調査が重要になります。
良い点はもちろんクレームさえもヒントにして、さらに商品の改善を図る事が大事です。
多くの企業がこの調査で改善点を明確に把握する様に努めています。
またサービス内容を見直しする事で、結果的には新規顧客の増加や商品価格のアップへの道も見えてくるものです。