常に勝つチームだけに存在する「波を起こす力」

常に勝つチームだけに存在する「波を起こす力」

      2016/09/08

一人で抱えきれない規模や長期のプロジェクトを進行する際、複数の人が集って「チーム」を結成することがあります。

すべてのプロジェクトは成功をゴールとして進行させますが、どうしても他のチームや案件を比較すると「勝ち負け」が存在するのが常。

そこで今回は「常に勝つチーム」に着目し、一般的なチームとの違いを探っていきたいと思います。

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■目標共有、ポジション明確化…「不可欠な要素」は多数ある

チームに関する情報は、ウェブ上のほかビジネス書、セミナーなど、検索すればいくらでも情報を見つけることができます。

これら情報に共通するのは、

  ・目標やミッション(事業的使命)を設定し、全員で共有する

  ・チームに所属する一人ひとりが自身のポジション(役割)を明確にし、次の動きを考える

  ・リーダーとしての素養、リーダーシップ

  ・モチベーションを高める様々なテクニック

など。これらを総じたイメージとして、今回は「波を起こす力」と表現します。

どんな事象でもある、波のうねりが大きくなる「成長期」と、波のうねりが頂点を過ぎて小さくなる「減退期」について、それぞれ考えていきます。

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■成長期:表面の小さな動きを見逃さず、波に変える

ほとんど水が動かない池にも、小さな葉や石が投じられれば、たちまち水面に波紋ができます。

社会も同じで、一見すると動きがない池の水面も、小さな変化が起こり、やがて波になる可能性は十分にあるのです。

常に勝つチームは、初期状態や取り巻く環境がどうであれ、結果を出すことが「常に勝つ」といわれる由縁です。

その秘訣こど、水面の小さな動きを見逃さずに、波へと変えていく力です。

この小さな動きを見つける能力は、人間に対しても有効です。

チームに所属する一人の言動や顔の表情など、ちょっとした変化に気づくことができるリーダーであれば、リスクを回避したり、信頼を高めたりする動きができると思うのです。

こうした自身の目前にあるすべての事象を、あたかもサーチライトを照らすように確認し、生かせる力こそ重要です。

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■減退期:消えゆく波の力を利用して、次の波を起こす

波のうねりは合体しながら大きくなっていきますが、やがて岸などの陸地に衝突したり、波がその地点から離れていけば、以降はうねりが小さくなり、やがて消えていくものです。

これは波だけでなく、人や組織にもあるもので、時間の経過とともに上下をくり返すのが常です。

さて、今回取り上げた「常に勝つチーム」なら、物事には上下があり、いつまでも成長が続かないことはよく理解していることでしょう。

だからこそ、成長期にも奢らず次の一手を考えます。

また、減退期に差しかかった時には、撤退か方向転換を考えるものです。

いずれにしても、現状の波をムダにせず、早い段階から次の波を起こしていくことになります。

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これは、撤退という決断を下す場合でも同様に考えられます。

言葉のイメージでは「撤退=ゼロになるまで現状維持し、マイナスが出る直前で取り止める」フローが浮かびますが、関わる人はそうではありません。

チームで動いてきた一人ひとりは、失敗の原因を検証する好機になり、以前よりも波を起こせそうな変化をいち早く見つけ、より大きくするための学習を済ませているのです。

この点で、撤退も次の波への契機になるのです。

海や湖などで見られる自然の波は、冒頭で触れた小さな葉や石、吹き抜ける風、月の引力など、外部要因によって生じるものです。

しかしながら、ビジネスや流行といった人間が関わる波を生み出すのは、人間です。

この原理を知って行動するのが「常に勝つチーム」であり、勝てないチームとの違いになります。

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 - コミュニケーション, 思考